新NISA「年初一括」のメリット・デメリット|積立投資とどっちが有利

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処世術

2026年、新NISA制度がスタートして3年目。非課税枠の復活とともに、投資家の間で毎年恒例のように議論されるのが「年初一括投資 vs 毎月積立投資」の論争です。

「期待値を最大化するなら年初一括一択」という理論は、もはや投資界の常識のように語られています。しかし、理論上の正解が、すべての個人投資家にとっての正解とは限りません。私は、2026年の相場環境と自身の資産状況を鑑みた結果、あえて「積立投資」を選択しました。

本記事では、過去10年(2016年〜2025年)のシミュレーションデータを紐解きながら、なぜ私が一括投資の誘惑を振り切り、積立という「一見遠回りな道」を選んだのか。その論理的根拠と、2026年の具体的な戦略を解説します。

目次

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1. 【2016年-2025年】過去10年の徹底シミュレーション比較

まずは、客観的な数値で比較してみましょう。過去10年間、毎年「年初一括」で投資した場合と、「毎月分割」で投資した場合のパフォーマンスの差です(全世界株式指数:MSCI ACWIを想定)。 年次 年初一括リターン 毎月積立リターン 優位性 2016年+8.2%+12.1%積立勝 2017年+24.0%+14.5%一括勝 2018年-9.4%-5.2%積立勝 2019年+26.6%+15.8%一括勝 2020年+16.3%+22.1%積立勝 2021年+18.5%+12.4%一括勝 2022年-18.4%-10.2%積立勝 2023年+22.2%+14.8%一括勝 2024年+17.5%+11.2%一括勝 2025年+21.1%+13.5%一括勝

結果分析: 過去10年では一括投資が6勝、積立投資が4勝。統計学的に「資産を市場に置く期間が長いほど有利」という法則通り、一括投資の方が高いリターンを出す確率が高いのは事実です。

2. 統計の「期待値」をあえて捨てる3つの理由

「一括の方が儲かる確率が高い」と分かっていて、なぜ積立を選ぶのか。そこには数値化できない「運用継続」のためのリスク管理があります。

① 2026年現在の高値圏に対する警戒

2024年、2025年と世界的な株高が続き、多くのインデックス指標が過去最高値を更新しています。この状況で年初に手持ちの資金を全投入することは、短中期的な「高値掴み」のリスクを最大化させる行為に等しいと言えます。積立であれば、仮に2026年中に大きな調整(下落)が来ても、それを「取得単価を下げるチャンス」に変えることができます。

② 「ドルコスト平均法」による精神的平穏

投資において最も避けるべきは、下落時の狼狽売りです。一括投資後に30%の暴落が来た際、その損失額(含み損)の大きさに耐えられず市場を去ってしまう人は少なくありません。積立投資は「下がれば安く買える、上がれば資産が増える」という双方向のメンタルヘルスを保つ仕組みとして、非常に優秀です。

③ 資金の流動性と機会損失の防止

年初に360万円を一気に非課税枠へ投入すると、手元のキャッシュポジションが急激に低下します。人生には、投資以外にも資金が必要な場面が突然訪れます。また、相場が急落した際に「買い向かう資金」が全くない状態は、投資家にとって最大の機会損失になりかねません。

3. 筆者の具体的な2026年運用ロードマップ

私は以下のルールで2026年の新NISAを運用します。

  • つみたて投資枠(120万円):月10万円をクレジットカード決済で設定。ポイント還元を確実に享受し、手間をかけずに自動化します。
  • 成長投資枠(240万円):毎月20万円を基本積立としつつ、相場が前月比で5%以上下落した局面のみ、スポットで追加投入(一括に近づける)する「ハイブリッド型」を採用。

まとめ:投資は「勝つこと」より「負けないこと」

一括投資は、成功すればリターンは大きいですが、失敗した時の精神的ダメージも比例して大きくなります。対して積立投資は、常に「平均点」を狙い続ける堅実な手法です。また新NISAの制度上最短でも5年はかかるので長い目で見ると積み立て投資です。相場は読めないことと人分の性格上、私は時間を味方につける積立派を選択しました。

これが読んでくれた方の参考になれば嬉しいです。

それではまた!

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